私はこの国語文化フィールドリサーチにおいて、大学という小さな社会が成り立つ上でその場で必要な語彙がどれだけ多く存在するかを目の当たりにして稀有の驚きを感じざるを得ませんでした。何故、このように多くの単語類を生み出す必要があるのか、そんな疑問を抱くのは当然かと思います。業界用語のたぐいのような第1・4・16分野のようなものは作業を潤滑に進める上で必要なのだろうと思いました。また、広島大学構内や周辺の地名などもその地域に愛着を持っているとすれば生み出されるのも無理はない話のようで、そうしてみてみると、大学という組織が、小さな社会を生み出すほどの大きな組織であるという妙ちくりんなパラドックス的感覚に陥ってしまいました。ただ、第15分野の「〜ップル」の欄にはやはり大学生というものが大概20歳前後くらいで、往々にして恋愛に対して興味が大きいものなのだと、青春を謳歌する人々の群れなのだと、痛感しました。